決勝大会の大舞台で歌うからには人の心に響く歌唱であることが大前提。
そのために必要な基本的な３要素を重視しています。

①発声…しっかりと声が出ているか。息継ぎのタイミングが良く、歌い出しが弱くないか。

②音が理解できているか…メロディーラインを把握し、正しい音程で歌えているか。

③リズムが取れているか…曲に合ったリズムの取り方ができているか。

①メリハリのある曲を選ぶ

聞いていてグッときたり、一緒に盛り上がれるようなメリハリのある曲のほうが審査には有利です。
それは単にアップテンポの曲ということではなく、バラードであっても見せ場のある曲です。
マイナーな曲でもいいのですが、例えば同じレベルの２人を対比するときには審査員の心にどれだけ届くかがポイントになるため、全体に盛り上がりの無い単調な曲は不利になります。

②第三者に聞いてもらって『自分に合う曲』を見つける

メリハリのある曲であるほど抑揚や裏声など、テクニックが必要になるのも事実です。マスターしていれば加点になりますが、敢えて挑んだばかりに全体がマイナスになることもあります。 大事なのは『自分に合う曲』を見つけること。僕は自分で決めるのではなく、正直な意見を言ってもらえる第三者に何曲か聴いてもらい、選んでもらうのが一番正確だと思っています。

原曲キーにこだわるのではなく、自分にあった音程を見つけることが大事です。
ただ、同性アーティストの曲を歌う時は、原曲キーから４つ以上プラスマイナスすると曲の原型をとどめなくなってくるため、審査し辛くなる場合があります。

カラオケの画面を見て、下ばかり向いていてもマイナスにはなりません。ただ、決勝大会の大舞台で歌いたいという思いがあるならば、最低限歌詞を覚えてくるべきだとは思います。

人前で歌うことに慣れることです。緊張して声が震えている状態では審査がマイナスになる場合があります。 ヒトカラ(一人でカラオケをすること)で練習する方が増えていますが、緊張の克服方法を見つけるためにも人前で歌うことです。そして、人に聴いてもらうことが上達の近道でもあります。

人の心に響く歌唱ができるかは、いかに曲の世界観に自分が入り込めるかが鍵になります。
そのためにも、テクニック的な部分を本番で気にしていては良いパフォーマンスはできません。 審査基準となる①発声②音の理解③リズムを練習で叩き込み、身体に染み込ませて、本番は自然体で臨めるようにしてください。もちろん、練習はタカハシグループさんで(笑)。
皆さんのご応募をお待ちしています。