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カラオケ店のタカハシ、BMBから11店買収道内50店

カラオケ店の道内最大手、タカハシ(網走市、高橋康弘社長)が出店攻勢をかける。カラオケ関連事業を手掛けるBMB(東京・港)から道内11店11店舗を取得することで合意。 札幌市内で16日に契約を結ぶ。初出店するススキノ地区を含め、人口が集中する札幌の店舗数は1.5倍に拡大、道内店舗網は50店舗に上る。今後もM&A(合弁・買収)などを計画し、道内での営業基盤を強化する。

道内50店体制ススキノ初出店

  含め6億?6億5千万円になる見込み。このうち、約5億円を都銀、地銀の計3行のシンジゲートローン(協調融資)で調達する方針だ。 11店舗の内訳は札幌市内の7店のほか、旭川市内で2店、函館、帯広両市内でも1店舗ずつを取得する。札幌では21店舗体制となり、既設の大通地区だけでなく。国道36号線以南にも展開。函館は初進出となる。子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれている、江戸時代をイメージした店舗「みゅじっくはうす歌屋」に5月から順次改装し、7月までに全店舗開業する予定だ。 2009年8月期に39億8千万円だったタカハシの売上高は10年8月期に49億円を予想。今回の店舗取得効果がフルに見込める11年8月期は60億円を目指す。従業員も中途採用に加え、11年春の新卒採用は10人前後を計画している。 同社は1959年設立。「歌屋」のほか、網走監獄をモチーフにした「監獄カラオケ」や「スリラーカラオケ」など、遊び心をとらえたカラオケ店がある。 店舗数が25店舗ほどだった3年前から50店舗体制を目指し、自前の出店やM&Aなどで毎年5?6店のペースで店舗網を広げてきた。BMBの店舗取得に関してはタカハシ側がアプローチし、昨春から話し合いを進めていた。 BMBは全国で93店舗のカラオケ店を持つ。ブラザー工業子会社でカラオケ関連事業を手掛けているエクシング(名古屋市)が今月1月20日、BMBの全株式をUSENから取得した。